1998年8月12日水曜日

おはようKAMEKIX

28年前にタイムワープした。

2026年〜2030年の曜日の巡りや閏年の配置と同じパターンになっている過去の年をGeminiに尋ねたところ,曜日の巡りと閏年の周期が,28年周期で完全に循環することがわかった。前回の周期でこれに相当するのは,1998年〜2002年である。

Q(koshix):
あなたは,依頼すれば以下のリストを毎日(自動)実行できますか?
やりやすい順に並べて,0-10点で点数化してください。
また,この他に創造的なアイディアがあれば提案してください。
いま,実際に実行する必要はありません。検討段階なのです。
クリエイティブリスト
(1) 青空文庫の短編1つのあらすじと感想
(2) arxivの新着論文でユニークなものの概要
(3) 先週のニュースで重要なものを1つ解説
(4) SFショートショートを1つ創作
(5) 科学トピックの概念をわかりやすく解説
(6) 物理イラストのTikZファイルを1つ製作
(7) 俳句・短歌・現代詩を1つ選んで解題
(8) 著作権切れの絵画・音楽を1つ選んで解説
(9) 新刊図書のお薦め書評

A(ChatGPT):
(回答略)

Q(koshix):
あなたの提案を受けて次のリストに修正しました。 
[クリエイティブリスト] 
(月) 青空文庫の短編1つののあらすじと感想
(火) arxivの新着論文でユニークなものの概要
(水) 俳句・短歌・漢詩を1つ選んで解題
(木) 一枚の古い図版を読んで解説
(金) 新刊図書の推薦文の紹介
(土) 今日のKAMEKIX素材の提示
(日) AIからkoshixへの問い
このローテーションで毎朝知的配給を受ける仕組みをつくれますか? 必要な条件や課題などを教えてください。

A(ChatGPT):
(回答略)

Q(koshix):
名称は「おはようKAMEKIX」,分量は800-1200字程度でお願いします。
月=読む、火=発見する、水=味わう、木=見る、金=探す、土=書く、日=考える。
はいいですね。その他もすべてあなたの提案をいかした仕様にして登録してください。

A(ChatGPT):

おはようKAMEKIX――毎朝届く「知的配給」の仕組み

1.「おはようKAMEKIX」とは何か

「おはようKAMEKIX」は、ChatGPTが毎朝一度、自動的に一つの知的素材を選び、短い解説や問いとして届ける仕組みである。

目的は、ニュースを大量に収集することでも、知識を効率よく詰め込むことでもない。毎朝ほんの数分、普段とは少し違う方向から一つの作品、一つの論文、一枚の図、一冊の本、一つの問いに触れることによって、その日の思考に小さな入口をつくることを目指す。

一回の分量は、おおむね800〜1200字とする。長大な解説ではなく、朝に読める密度を保ちながら、「もう少し考えてみたい」「原典を見てみたい」「文章にしてみたい」と思える程度の余白を残す。

毎日同じ種類の情報を届けるのではなく、曜日によって知的活動そのものを切り替える。
(月=読む,火=発見する,水=味わう,木=見る,金=探す,土=書く,日=考える)
一週間を一つの小さな知的サイクルとして構成するところに、「おはようKAMEKIX」の特徴がある。

2.一週間の構成

月曜日――読む

青空文庫から短編、小品、随筆、短い評論などを一つ選ぶ

作品名と作者を示したうえで、簡潔なあらすじと、その作品の面白さ、現在読む意味を解説する。

有名作品だけを繰り返すのではなく、あまり知られていない作品も積極的に取り上げる。小説だけに限定せず、短い随筆や評論も対象とすることで、近代日本語そのものの幅を楽しめるようにする。

目的は「名作を勉強する」ことではなく、一週間の始まりに一つの文章と出会うことである

火曜日――発見する

arXivに新しく投稿された論文の中から、一つを選んで紹介する

単純に「重要そうな論文」を選ぶのではない。発想が意外である、異なる分野を接続している、研究対象が奇妙である、方法が新しい、といった意味で「何か変わっている」論文を優先する。

タイトル、著者、投稿日、arXiv番号を確認し、研究の背景、何を行ったのか、どこが新しいのか、なぜ面白いのかを説明する。

奇抜さだけで疑似科学的な論文を選ぶことは避ける。また、論文の主張と、それについてのAIの評価を区別する。

火曜日は、世界のどこかで昨日まで誰も考えていなかったことに触れる日である

水曜日――味わう

俳句、短歌、漢詩から一つを選び、解題する

原則として著作権上の問題のない古典作品を対象とし、作品そのもの、作者、時代背景、言葉の意味、形式、表現上の工夫などを説明する。

ただし、単なる現代語訳や語句解説にはしない。

短い言葉の中に、なぜこれほど多くの意味や感覚が残るのか。その作品が数十年、数百年を経ても読まれる理由は何なのか、というところまで踏み込む。

火曜日が新しい知識との遭遇なら、水曜日は古い言葉の中に潜んでいるものをゆっくり取り出す日である

木曜日――見る

古い図版を一枚選び、それを読む

対象は科学図版、博物図譜、星図、解剖図、古地図、機械図、建築図、百科事典の挿絵、浮世絵、宗教図像など、広く考える。

解説は原則として三段階で行う。
第一に、「そこには何が描かれているか」。
第二に、「当時の人にはそれがどのように見えたか」。
第三に、「現在の知識を持つ私たちには何が見えるか」。

図版は単なる昔のイラストではない。それを作った時代の知識体系、世界観、技術、思い込みまでが一枚の中に圧縮されている。

木曜日は、文章ではなく視覚資料から過去の知性を読む日とする

金曜日――探す

最近刊行された本から一冊を選び、推薦紹介する

ここでは意図的に「書評」とは呼ばない。

AIがその本の全文を読んでいない場合があるため、出版社の書誌情報、目次、公開された抜粋、著者インタビュー、信頼できるレビューなどを確認した範囲で、「どのような本なのか」「何が新しいのか」「誰に向いているのか」「読む価値がありそうなのはなぜか」を紹介する。

確認できていない内容を、読んだかのように語ることはしない。

金曜日は、新しい本を買う日ではなく、「こんな本が世の中に出ている」と知る日である

土曜日――書く

「今日のKAMEKIX素材」を一件提示する

過去24時間から一週間程度に現れた論文、ニュース、文化現象、歴史資料、統計、技術、社会現象などを調べ、その中からブログ記事へ育ちそうなものを一つだけ選ぶ。

単なるニュース要約ではなく、
1. 何が起きているのか
2. なぜ面白いのか
3. これまでKAMEKIXやkoshixで扱ってきたテーマとどう接続できるか
4. 記事にするならどこを論点の核にするか
5. 仮タイトル
まで考える。

土曜日だけは「読むための配給」ではなく、「書くための種」を届ける

一週間に蓄積された読書、論文、詩、図像、本などが、場合によってはここで文章へ変わる。

日曜日――考える

AIからkoshixへ、一つの問いを出す

簡単に答えられるクイズではない。

科学、物理、AI、政治制度、歴史、思想などについて、普段当然だと考えている前提を少し揺さぶるような問いを選ぶ。

たとえば、「正しい説明とは何か」「制度を維持することと理念を維持することは同じか」「AIが知識を外部化したとき、人間に残る知性とは何か」といった種類の問いである。

AIは、その場では自分の答えを出さない。

なぜその問いを選んだのかだけを短く説明し、問いそのものを残す。

日曜日は知識を増やす日ではなく、一週間に一度、前提を疑う日である

3.情報の扱い

・「おはようKAMEKIX」では、事実、推測、評価をなるべく区別する。
・arXiv、新刊、図版、土曜日の素材など、現在の情報に依存する場合にはWeb上の情報を確認し、可能な限り一次資料を優先する。
・論文であれば原論文、書籍であれば出版社、美術資料であれば美術館・博物館・図書館などの所蔵機関を基本とする。
・AIが十分確認できないことについては、確認できた範囲を明示する。
・「もっともらしい話を作る」より、「ここまでは分かるが、ここからは分からない」と区切ることを優先する。

4.重複を避ける

毎日続ける以上、最大の敵の一つはマンネリである。

同じ作品、同じ論文、同じ本を繰り返さないようにし、さらに題材そのものが違っていても、ほぼ同じ話ばかりが続かないよう配慮する。

たとえば火曜日に量子コンピュータの論文ばかりが続いたり、水曜日に芭蕉ばかりが登場したりすることは避ける。

ただし、これは完全なデータベース管理ではないため、長期間運用した場合には重複が起こる可能性がある。その場合には必要に応じて、過去の「知的配給」を別途記録し、題材一覧を管理する仕組みを追加することができる。

5.「おはようKAMEKIX」が目指すもの

この仕組みは、AIに毎朝「役に立つ情報」を選ばせるためだけのものではない。
むしろ、役に立つかどうかがまだ分からないものに出会うための装置である。

検索は、知りたいことがすでに分かっているときには非常に強力である。しかし、本当に面白い発見の多くは、「そもそもそれを探そうとは思っていなかった」という形で起こる。

「おはようKAMEKIX」は、その偶然を少し人工的につくる。
月曜日には知らなかった文章を読む。
火曜日には誰かが考えたばかりのアイディアを知る。
水曜日には数百年前の短い言葉に立ち止まる。
木曜日には一枚の絵を眺める。
金曜日にはまだ読んでいない本を見つける。
土曜日には文章の種を拾う。
そして日曜日には、一つの問いだけを残す。

大量の情報を処理するのではなく、一日に一個だけ異物を入れる。

それが「おはようKAMEKIX」の基本思想である。

6.運用

・「おはようKAMEKIX」は毎朝7時(日本時間)に自動実行する(Scheduled Tasks)。
・一回の分量は原則800〜1200字程度とし、内容に応じて多少前後する。
・各回には簡潔な表題を付ける。
・専門用語を使う場合には、初めて登場したところで短く説明する。
・不要な挨拶や定型的な励ましは付けず、朝開いたときにすぐ本題へ入れる形とする。
・これは完成された固定フォーマットではない。

続ける中で、「火曜日は物理以外ももっと多くしたい」「水曜日に日本漢詩を増やしたい」「木曜日は科学史中心にしたい」「日曜日の問いをもっと厳しくしたい」と感じれば、その都度仕様を変えてよい。

むしろ、数か月後に最初とは少し違った「おはようKAMEKIX」になっていること自体が、この試みの一部なのである。

1 件のコメント:

  1. 火曜日の「発見する」は「知る」に名称変更しました。

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